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染毛剤中の香料による接触蕁麻疹の1例
Contact urticaria due to fragrance of hair dye
角田 孝彦
1
,
新井 陽介
1
,
矢口 順子
1
,
島田 耕司
2
Takahiko TSUNODA
1
,
Yosuke ARAI
1
,
Yoriko YAGUCHI
1
,
Koji SHIMADA
2
1山形市立病院済生館,皮膚科
2島田皮膚科医院,米沢市
キーワード:
接触蕁麻疹
,
染毛剤
,
香料
,
ゲラニオール
Keyword:
接触蕁麻疹
,
染毛剤
,
香料
,
ゲラニオール
pp.1972-1973
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002972
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現病歴 5年前から市販の染毛剤(ビゲン®)で月1回毛染めをしていた。1年ほど前から,毛染めをすると1,2時間後に頭部に瘙痒を感じることがあった。2020年6月,毛染めの最中に頭部に熱感と疼痛が生じた。1時間後,顔面と頸部が腫脹し動悸もした。2時間半後に近医皮膚科を受診し,ステロイドと抗ヒスタミン薬内服およびステロイド外用を行った。2日後に原因検索の目的で当科を紹介受診した。当科受診時には皮疹は消失していた。最近使用している2種類の市販のシャンプーでも頭に熱感と瘙痒を生じていた。
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