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特集 薬疹・薬物障害
ポナチニブ塩酸塩により生じたIchthyosiform Pityriasis Rubra Pilaris-like Eruptionの1例
Ichthyosiform Pityriasis Rubra Pilaris-like Eruption Induced by Ponatinib
川島 啓道
1
,
飛田 泰斗史
1
,
別宮 浩文
2
Hiromichi KAWASHIMA
1
,
Yasutoshi HIDA
1
,
Hirohumi BEKKU
2
1徳島赤十字病院,皮膚科(主任:飛田泰斗史部長)
2同,血液内科
キーワード:
ポナチニブ塩酸塩
,
薬疹
,
魚鱗癬
,
毛孔性紅色粃糠疹
Keyword:
ポナチニブ塩酸塩
,
薬疹
,
魚鱗癬
,
毛孔性紅色粃糠疹
pp.1680-1682
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002245
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現病歴 2014年12月にフィラデルフィア染色体陽性の急性リンパ性白血病(acute lymphocytic leukemia,以下ALL)と診断された。第2世代チロシンキナーゼ阻害薬(tyrosine kinase inhibitor,以下TKI)であるダサチニブ水和物(スプリセル®)を併用した多剤併用化学療法で加療されたが,肺高血圧症と下血の副作用で同剤内服は中止された。2019年9月から第3世代TKIであるポナチニブ塩酸塩(アイクルシグ®)の内服が開始された。投与17日目後より体幹,四肢に紅斑が出現し,当科を紹介受診した。
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