巻頭言
変化 Change
天野 博雄
1
Hiroo AMANO
1
1岩手医科大学医学部皮膚科学講座,教授
pp.1641-1642
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002236
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もう10年以上前の話になるが,先代のアメリカ大統領,バラク・オバマ氏はChange Yes We Can! のスローガンを掲げて大統領選挙に勝利した。物事を “変化” させようと能動的に行動を起こすときもあれば,今回の新型コロナウイルス感染症のようにやむなくこれまでの生活様式を “変化” させなければならないこともある。往々にして若者は変化に柔軟に対応できるが,悲しいかな加齢によって徐々に適応能力は低下していくものである。昭和から平成への変換期に大学生活を送り,そして令和の時代になった今,これまでの来し方を振り返って変化してきたものについて書いてみたい。私と同年代以上の先生方には懐かしさを覚えていただけ,若い方々にはこんな時代もあったのかと多少驚きをもって受け止められるかも知れない。もちろん「皮膚科の臨床」誌上であるから,皮膚科に関係する事柄も含めたい。
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