Japanese
English
臨床研究
慢性蕁麻疹診療におけるUrticaria Control Testの使用経験
The Role of Urticaria Control Test on the Treatment of Chronic Urticaria
服部 友保
1
,
服部 瑛
1
Tomoyasu HATTORI
1
,
Akira HATTORI
1
1はっとり皮膚科医院,高崎市(主任:服部 瑛理事長)
キーワード:
慢性蕁麻疹
,
評価ツール
,
urticaria control test
Keyword:
慢性蕁麻疹
,
評価ツール
,
urticaria control test
pp.1059-1063
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002046
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1年間で116例の慢性蕁麻疹患者に,コントロール度を評価するツールであるurticaria control test(UCT)を使用して診療を行った。初回のUCTスコアと比較すると,最新のスコアではコントロール良好例(12点以上)の割合が2.0倍(39.7%→77.6%)増加し,コントロール不良例(8点未満)の割合が0.3倍(25.9%→8.6%)に減少していた。UCTの活用で患者の状態をより正確に把握でき,必要に応じた治療を提供できた結果,コントロール度が変化したと考えられた。簡便に実施できるUCTには汎用性があり,蕁麻疹の標準的ツールとして普及することが期待される。
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