特集 変わりつつあるアトピー性皮膚炎の常識―最新の知識と治療の極意
第Ⅱ章 治療の極意
1 患者のライフステージにあわせた診療
-❸思春期~成人
相原 道子
1
Michiko AIHARA
1
1横浜市立大学大学院医学研究科,環境免疫病態皮膚科学
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
プロアクティブ療法
,
デュピルマブ
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
プロアクティブ療法
,
デュピルマブ
pp.936-941
発行日 2019年5月31日
Published Date 2019/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001411
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治療の極意
◆悪化要因への対応を行う。
◆外用薬は十分に使用すれば効果があることを患者に実感してもらう。
◆プロアクティブ療法は理解を得るまで説明を繰り返す。
◆TARC(thymus and activation-regulated chemokine)の高値例は治療マーカーとして有用である。
◆難治例には難治・悪化要因に可能な限り対応し,適切な外用療法を行ったうえで長期間にわたりコントロールされない重症例は,シクロスポリンやデュピルマブの投与を検討する。
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