Japanese
English
臨床研究
原発性皮膚びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・下肢型の臨床学的特徴
Clinical Characteristics of Primary Cutaneous Diffuse Large B-cell Lymphoma, Leg Type
神野 泰輔
1
,
濱田 利久
1
,
山下 珠代
1
,
野村 隼人
1
,
岩月 啓氏
1
Taisuke KANNO
1
,
Toshihisa HAMADA
1
,
Tamayo YAMASHITA
1
,
Hayato NOMURA
1
,
Keiji IWATSUKI
1
1岡山大学病院,皮膚科学教室(主任:岩月啓氏教授)
キーワード:
原発性皮膚びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・下肢型
,
フローサイトメトリー
,
放射線療法
,
リツキシマブ併用化学療法
Keyword:
原発性皮膚びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・下肢型
,
フローサイトメトリー
,
放射線療法
,
リツキシマブ併用化学療法
pp.489-492
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001306
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原発性皮膚びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・下肢型(PCDLBCL,LT)は,本邦の原発性皮膚リンパ腫罹患患者の5~6%を占め,疾患特異的5年生存率は50%と報告されている。当科で2007年1月~2017年2月にPCDLBCL,LTと診断された症例は8例で,男女比1.7,診断時年齢は64~90歳であった。単発例が8例中3例,8例中6例が下肢原発であった。8例中4例が放射線療法(RT)単独,3例がRT+リツキシマブ併用化学療法,1例が外科的切除を行った。7例が完全奏効を得たが,1例が再発した。RTで高い奏効率を得たが,観察期間が短く,少数の集積研究であるため,今後さらなる検討が必要と考える。
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