Japanese
English
症例
右大腿に生じた成人単発性筋線維腫の1例
Solitary Myofibroma in an Adult on the Right Thigh
牛上 敢
1
,
和泉 勝彦
1
,
望月 弘和
1
,
藤井 俊樹
1
,
西部 明子
1
,
望月 隆
1
Tsuyoshi USHIGAMI
1
,
Katsuhiko IZUMI
1
,
Hirokazu MOCHIZUKI
1
,
Toshiki FUJII
1
,
Akiko NISHIBU
1
,
Takashi MOCHIZUKI
1
1金沢医科大学,皮膚科(主任:望月 隆教授)
キーワード:
筋線維腫
,
筋周皮腫
,
成人発症
,
筋線維芽細胞
,
周皮細胞
Keyword:
筋線維腫
,
筋周皮腫
,
成人発症
,
筋線維芽細胞
,
周皮細胞
pp.105-109
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001171
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28歳,女性。2年前より右大腿部に皮膚結節が出現した。初診時,右大腿外側にわずかに発赤を伴う15×11mm大の境界明瞭な結節を認めた。結節の性状は弾性硬で,軽度圧痛があり,下床と可動性があった。局所麻酔下に切除した。病理組織では,真皮から皮下に境界明瞭な腫瘍巣を認め,紡錘形細胞が増殖する領域と,血管周皮腫様の形態を示す領域があり,二相性の構築であった。免疫染色で腫瘍細胞はα-smooth muscle actin陽性,h-caldesmon一部陽性,desmin陰性,CD34陰性であった。以上より筋線維腫と診断した。成人に発症する筋線維腫はまれである。
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