憧鉄雑感
第79回 生物学的製剤治療のリスク
安部 正敏
1
Masatoshi ABE
1
1医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック,褥瘡・創傷治癒研究所
pp.1811-1811
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001050
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突きあがるような大きな揺れに覚醒した。2018年9月6日午前3時7分。後に平成30年北海道胆振東部地震と命名された大地震であった。すぐにテレビをつけると大変な震度である。きっと大きな被害が出ているのであろう。天災は誰のせいでもなく,無神論者の筆者は自然の摂理と理解している。幸い,窓外の札幌の風景は乱立するビルにも大きな被害がなさそうであり火災も起こっていない。安堵する間もなく,部屋と街からすべての灯が消えた。“ブラックアウト” の瞬間であった。現代社会において停電は想像を絶する恐怖を齎すものである。無論,ライフラインはどれかが欠けても日常生活に大きく影響するが,停電は通信機器には勿論,ビルでは電気で水を汲み上げるため断水となる。
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