Japanese
English
特集 乾癬治療の達人を目指す
総説
4.治療に難渋する病態への対応 ④ 掌蹠膿疱症の診断と治療
4. Management of Refractory Conditions ④ Diagnosis and Treatment of Pustulosis Palmaris et Plantaris
小林 里実
1
Satomi KOBAYASHI
1
1聖母病院,皮膚科
キーワード:
掌蹠膿疱症
,
掌蹠膿疱症性骨関節炎
,
病巣感染
,
歯周病
,
喫煙
Keyword:
掌蹠膿疱症
,
掌蹠膿疱症性骨関節炎
,
病巣感染
,
歯周病
,
喫煙
pp.1539-1544
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000970
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掌蹠膿疱症の多くは,外用療法や光線療法など皮膚炎の治療では治らない。それは,本邦の掌蹠膿疱症の約3/4が,歯科領域や扁桃,副鼻腔炎などの病巣感染による,Andrewsら1)が提唱したタイプだからである(図1)。加えて,喫煙,自己免疫性甲状腺炎,糖尿病など,症例ごとに複数の発症契機が複合的に関わっている。また,10~40%2)3)に掌蹠膿疱症性骨関節炎を伴い,皮膚症状と同様の発症契機が関与していると推測される。
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