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ロキソプロフェンナトリウム後発品に含有する添加物もしくは不純物が原因と考えられた中毒性表皮壊死融解症の1例
Toxic Epidermal Necrolysis Due to Additives or Impurities Contained in a Generic Drug of Loxoprofen
園山 悦子
1
,
渡邊 愛子
1
,
猿喰 浩子
1
Etsuko SONOYAMA
1
,
Aiko WATANABE
1
,
Hiroko SARUBAN
1
1市立東大阪医療センター,皮膚科(主任:猿喰浩子部長)
キーワード:
中毒性表皮壊死融解症
,
ロキソプロフェンナトリウム後発品
,
添加物
,
不純物
Keyword:
中毒性表皮壊死融解症
,
ロキソプロフェンナトリウム後発品
,
添加物
,
不純物
pp.722-723
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000738
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現病歴 30年前より慢性頭痛があり,7年前から医療用医薬品のロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン®)を,2年前から一般用医薬品のロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン® S)を,17日前から一般用医薬品のロキソプロフェンナトリウム(ハリー解熱鎮痛薬L,以下ハリー)を1日1錠内服していた。ハリー内服開始数日後より歯肉の腫脹疼痛を自覚,内服11日目より38°Cの発熱が生じた。内服13日目より全身の紅斑,喀痰増加があり,内服17日目に当科を初診し,中毒性表皮壊死融解症の診断で同日入院した。
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