Japanese
English
症例
グリシジルアミン型エポキシ樹脂による接触蕁麻疹の1例
Contact Urticaria Due to Glycidylamine Type Epoxy Resin
白土 麻澄
1
,
森野 幸
1
,
松岡 摩耶
1
,
門野 岳史
1
,
川上 民裕
1
,
相馬 良直
1
,
三井寺 浩幸
2
Masumi SHIRATSUCHI
1
,
Saki MORINO
1
,
Maya MATSUOKA
1
,
Takafumi KADONO
1
,
Tamihiro KAWAKAMI
1
,
Yoshinao SOMA
1
,
Hiroyuki MIIDERA
2
1聖マリアンナ医科大学,皮膚科(主任:相馬良直教授)
2川崎市
キーワード:
接触蕁麻疹
,
エポキシ樹脂
,
グリシジルアミン型
Keyword:
接触蕁麻疹
,
エポキシ樹脂
,
グリシジルアミン型
pp.367-370
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000625
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26歳,男性。職業は粘着テープ製造業。2008年10月頃よりエポキシ系樹脂硬化剤(製品名:E-AX)と金属キレート化合物硬化剤を扱う作業に従事している。就業直後よりE-AXが付着した部位に一致して蕁麻疹が出現するようになった。エポキシ樹脂による接触蕁麻疹を疑いクローズドパッチテストを施行した。E-AXと,その成分であるエポキシ樹脂が貼付15分後に陽性であったため,エポキシ樹脂による接触蕁麻疹と診断した。使用していたエポキシ樹脂は比較的まれなグリシジルアミン型であり,現在まで同樹脂による接触皮膚炎や接触蕁麻疹の報告はない。
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