疾患別• 知っておきたい皮膚科の検査とその評価法
51 梅毒
尾上 智彦
1
1東京慈恵会医科大学,皮膚科学講座
キーワード:
梅毒
,
自動化法
,
倍数希釈法
Keyword:
梅毒
,
自動化法
,
倍数希釈法
pp.1070-1074
発行日 2017年5月31日
Published Date 2017/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000335
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
梅毒はTreponema pallidum(TP)の感染による全身性・慢性の性感染症であり,近年本邦における報告数が急増している。梅毒血清学的検査にはカルジオリピンを抗原とする抗体価測定法とTP を抗原とする抗体価測定法があるが,前者は治療の効果判定にも利用される重要な指標である。近年カルジオリピンを抗原とする抗体価測定法は,目視を必要とする旧来の方法から自動分析器で測定可能な新しい方法(自動化法)に変遷している。自動化法について,旧来の方法との違いや治療の効果判定などに関して解説した。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.