特集 検査結果・検査報告書をどう読むか―感染症・生理機能検査編
感染症検査の結果を読む―治療への活用
梅毒の検査と結果の見方
余田 敬子
1
Keiko Yoda
1
1東京女子医科大学付属足立医療センター耳鼻咽喉科
キーワード:
検査結果
,
梅毒
,
抗体検査
,
自動化法
Keyword:
検査結果
,
梅毒
,
抗体検査
,
自動化法
pp.411-414
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000102
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はじめに
梅毒は慢性的に進行する感染症で経時的に第1期~第3期に分類される1,2)。梅毒には,感染から発症までの潜伏期間が長い,病期よって生じる病変が異なる,未治療でも第1期は3週間前後,第2期は数日から数週間での病変が自然消退し潜伏梅毒となる,一部の第2期患者は病変の出現と消退を繰り返す,という他の感染症にはない特徴がある1,2)。
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