疾患別• 知っておきたい皮膚科の検査とその評価法
10 深部静脈血栓症・うっ滞性症候群
八代 浩
1
1福井県済生会病院,皮膚科
キーワード:
深部静脈血栓症
,
うっ滞性症候群
,
超音波
,
D—ダイマー
,
MRA
Keyword:
深部静脈血栓症
,
うっ滞性症候群
,
超音波
,
D—ダイマー
,
MRA
pp.768-776
発行日 2017年5月31日
Published Date 2017/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000291
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深部静脈血栓症やうっ滞性症候群を正確に診断するためには,その病態の理解が必要不可欠である。個々の下肢静脈の解剖と生理が,その病態悪化を大きく左右する。特に急性の深部静脈血栓症は,肺血栓塞栓症を併発することがあり,早急な診断と治療が必要である。診断は問診と視診・触診が基本であり,D—ダイマーとドプラ聴診器でのスクリーニング検査を始めとして,侵襲のない超音波検査,低侵襲である造影CT・MRI や侵襲的な静脈造影検査などの画像検査の選択と読影が診断の鍵となる。
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