一頁講座 話題の疾患
術後深部静脈血栓症
李 勝博
1
,
大園 健二
2
1国立大阪病院整形外科
2大阪大学整形外科
キーワード:
深部静脈血栓症
,
ワーファリン
,
低分子量ヘパリン
,
Intermittent Pneumatic Compression
,
Intermittent Planter Compression
Keyword:
深部静脈血栓症
,
ワーファリン
,
低分子量ヘパリン
,
Intermittent Pneumatic Compression
,
Intermittent Planter Compression
pp.677-678
発行日 1999年7月10日
Published Date 1999/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109017
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深部静脈血栓症(Deep Venous Thrombosis;DVT)は整形外科領域の術後合併症の重要なものの一つである.特に,その危険性が高い手術は,人工股関節全置換術,人工膝関節全置換術や股関節周囲の骨折に対する手術などであり,米国においては年間30万から60万例にこの合併症が起こっているといわれている.DVTは症例によって,ほとんど症状を示さないものから致死的な肺塞栓に至るものまでさまざまであり,それに対処する方法は予防をおいて他にない.以下に,その予防法を中心に述べる.
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