綜説
中心性漿液性脈絡網膜症治療の進歩
福山 尚
1
1兵庫医科大学眼科学教室
キーワード:
パキコロイド
,
光線力学的療法
,
閾値下マイクロパルスレーザー
,
鉱質コルチコイド受容体拮抗薬
,
抗VEGF療法
Keyword:
パキコロイド
,
光線力学的療法
,
閾値下マイクロパルスレーザー
,
鉱質コルチコイド受容体拮抗薬
,
抗VEGF療法
pp.337-341
発行日 2026年4月5日
Published Date 2026/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004626
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中心性漿液性脈絡網膜症(central serous chorioretinopathy:CSC)は,脈絡膜の循環障害および血管透過性亢進を背景として,網膜色素上皮(retinal pigment epithelium:RPE)のバリア機能が破綻し,漿液性網膜剝離(serous retinal detachment:SRD)を生じる疾患である。近年,脈絡膜の肥厚や脈絡膜中大血管の拡張を特徴とする「パキコロイド」という疾患概念が確立され,CSCはその代表的疾患として位置づけられている。CSCは自然寛解することも多いが,再発を繰り返す慢性例ではRPEの不可逆的な変性や視力低下をきたすため,適切な時期に適切な治療介入が必要となる。本稿ではCSCの治療について最新の知見もあわせて述べる。

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