綜説
眼瞼痙攣とその治療
木村 亜紀子
1
1やさしい目のクリニック(兵庫県)
キーワード:
blepharospasm
,
photophobia
,
sensory trick
,
review
Keyword:
blepharospasm
,
photophobia
,
sensory trick
,
review
pp.251-258
発行日 2026年3月5日
Published Date 2026/3/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004588
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眼瞼痙攣(blepharospasm)は,脳神経内科では「攣縮」と訳されるように,ピクピク「痙攣」するわけではない。局所ジストニアのひとつで,不随意に強い閉瞼により開瞼が困難となる疾患である。重症例の診断は比較的容易だが,羞明や眼の違和感などを主訴に眼科を初診する軽症例は,ドライアイと類似した臨床症状を呈し見逃されやすい。しかし,眼瞼痙攣に対するボツリヌス毒素療法は軽症例にこそ著効する。発症初期のドライアイと鑑別を要する軽症例を,眼科で的確に診断することこそが,患者の予後を最も大きく左右することを眼科医は知っておくべきである。

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