特集 白内障手術の最先端
1 白内障術前検査としての前眼部画像解析
前田 直之
1
1湖崎眼科(大阪府)
キーワード:
白内障手術
,
併存疾患
,
プラチド角膜形状解析装置
,
Scheimpflugカメラ
,
前眼部OCT
,
波面センサー
Keyword:
白内障手術
,
併存疾患
,
プラチド角膜形状解析装置
,
Scheimpflugカメラ
,
前眼部OCT
,
波面センサー
pp.765-773
発行日 2025年9月5日
Published Date 2025/9/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004272
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白内障手術の進歩によって,その安全性と有効性は飛躍的に向上した。そのため,患者の手術に対する要求レベルも上昇し,術後視機能の質をより向上させる必要がある。白内障が高度であれば,術後に屈折誤差や乱視が多少残存しても術後の満足度は高くて大きな問題になることは少ないが,白内障が軽度な場合や老視矯正眼内レンズ(IOL)が挿入されている場合には,併存疾患が視機能に影響を及ぼしたり,屈折誤差や乱視が認められたりすると,たとえ手術がきれいに施行されていても術後視機能が期待したレベルに達せず,トラブルの原因となる可能性がある。

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