特集 眼科外来診療 ―クリニックでの対応と紹介のタイミング―
Ⅶ 小児・神経眼科 5 眼窩プリーの障害による斜視疾患 ─sagging eye syndromeと強度近視性内斜視─
國見 敬子
1
,
後関 利明
2
1神奈川歯科大学附属横浜クリニック眼科
2国際医療福祉大学熱海病院眼科
キーワード:
眼窩プリー
,
sagging eye asyndrome
,
強度近視性内斜視
,
成人斜視
,
横山法
,
複視
Keyword:
眼窩プリー
,
sagging eye asyndrome
,
強度近視性内斜視
,
成人斜視
,
横山法
,
複視
pp.1407-1411
発行日 2024年11月14日
Published Date 2024/11/14
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003906
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近年,高齢化社会の進行に伴い,後天性の斜視疾患が増加している。一方,複視を訴える患者のなかには,原因不明とされる症例が少なくない。そのなかで,原因疾患のひとつとして眼周囲組織の一部である眼窩プリーの障害による疾患の代表例であるsagging eye syndrome(SES)が注目されている1)。本項目では,眼窩プリーおよびSESとその類似疾患である強度近視性内斜視の病態,診断および鑑別方法,そして斜視専門外来への紹介のタイミングについて詳述する。
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