黄斑下出血のマネージメント
6.Retinectomy
岩瀬 剛
1
1秋田大学大学院医学系研究科医学専攻 病態制御医学系 眼科学講座
pp.661-665
発行日 2023年7月5日
Published Date 2023/7/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003190
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網膜下出血は滲出型加齢黄斑変性(age-related macular degeneration:AMD),ポリープ状脈絡膜血管症(polypoidal chiroidal vasculopathy:PCV),網膜細動脈瘤などに伴って生じる。AMDやPCVなどの新生血管を有する症例では,ときに新生血管の破綻により黄斑も含む大量の網膜下出血をきたすことで,著しい視力低下を生じる。その自然予後は極めて不良であり,恒久的で重篤な視力障害の原因となり得る1)。したがって,視機能を保つためには大量の網膜下出血を何らかの方法で除去する必要がある。本稿では,大量の網膜下出血に対する硝子体手術について述べる。
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