ウェットラボでのトレーニングに役立つ豚眼の解剖の基礎知識
3.眼瞼(マイボーム腺,眼輪筋,挙筋)
住岡 孝吉
1
,
石川 伸之
1
1和歌山県立医科大学眼科学教室
pp.1079-1082
発行日 2021年11月5日
Published Date 2021/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002338
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豚眼を用いたウェットラボ(図1A)は白内障手術に対しては眼科医のなかで一般的に認知されているが,眼瞼手術に対してはあまり認知されていない。豚眼の眼瞼は人眼と比較し組織が強固であり,ウェットラボでの手術手技の習得に比較的困難な術式もあるが,解剖学的にマイボーム腺(図1B),眼瞼挙筋(図2A),眼輪筋(図2B)などの部位を詳細に把握しておくことで,本番の症例でスムーズな手術を行えるように準備したい1)。
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