特集 デジタル化が進む眼科手術
5 深層学習と黄斑手術
伊藤 亜里沙
1
,
門之園 一明
1
1横浜市立大学視覚再生外科学教室
キーワード:
人工知能
,
深層学習
,
内境界膜剥離
Keyword:
人工知能
,
深層学習
,
内境界膜剥離
pp.35-39
発行日 2020年1月5日
Published Date 2020/1/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001516
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近年,人工知能(Artificial Intelligence:AI)の発展は目覚ましく,医療分野においても数年前から,AIの活用が現実的に見込まれるようになってきた。具体的には,医用画像に対する自動分類や診断,疾患部位のセグメンテーションなどでの研究と臨床への応用が進んでいる。内科領域では,本邦において超拡大内視鏡画像のリアルタイム画像診断支援システムEndoBRAINⓇが2018年12月に医薬品医療機器等法に基づく承認を取得したことが話題となった。大腸内視鏡画像をAIで解析し,その画像が腫瘍であるか非腫瘍であるかを数値として出力する機能を有するソフトウエアであり,医師による病変の診断予測を補助することにより診断精度の向上に役立てることが期待されている。
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