綜説
ここまでわかる! 滲出型加齢黄斑変性のOCT Angiography日常診療でのTips,最新の研究動向と今後の課題
大野 晋治
1
,
柳 靖雄
1
1旭川医科大学眼科学講座
キーワード:
滲出型加齢黄斑変性
,
OCT angiography
,
蛍光眼底造影検査
,
非滲出性CNV
Keyword:
滲出型加齢黄斑変性
,
OCT angiography
,
蛍光眼底造影検査
,
非滲出性CNV
pp.607-618
発行日 2019年6月5日
Published Date 2019/6/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001208
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光干渉断層血管撮影(optical coherence tomography angiography:OCTA)は,臨床で広く使用されている光干渉断層計(OCT)の技術を応用し,造影剤を用いずに網脈絡膜血管構造を画像化する技術である。2014年の登場以来,その有用性が多数報告されており,ハードウエア,ソフトウエアとも改良が進められてきた。日本では2018年に保険収載されたことで急速に普及しつつある。本綜説では,OCTAの滲出型加齢黄斑変性(wet age-related macular degeneration:wAMD)診療における有用性を解説する。さらに,今後の課題を挙げ,wAMDにおけるOCTA研究の方向性を探る。
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