技術
胃癌検診におけるディジタルラジオグラフィー装置の有用性 アナログ装置との比較評価
星 千春
1
,
金子 貴安
,
千田 浩一
1宮城県対がん協会
キーワード:
Barium Sulfate
,
X線像強調
,
胃腫瘍
,
集団検診
,
腹部X線診断
,
検査予測値
,
精密検査
Keyword:
Barium Sulfate
,
Mass Screening
,
Predictive Value of Tests
,
Radiography, Abdominal
,
Radiographic Image Enhancement
,
Stomach Neoplasms
pp.1061-1068
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2016374365
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胃癌検診におけるデジタルラジオグラフィー装置の有用性についてアナログ装置と比較検討した。胃X線検査による胃癌検診のうち、人間ドックの受診者を除く189978例を対象とした。アナログ装置として、TU-MA5N、MXO-12A、デジタル装置として、I.I.-DR搭載装置(TU-MA5 plus)、GDR-M搭載装置(TU-MA5N、TU-MA5 plus、MXO-12A)を使用した。腎癌検診で発見した癌症例数は、早期癌324例、進行癌80例で、全部で404例であった。そのうちI.I.-DR装置で発見が56例(早期癌46例、進行癌10例)、GDR-M装置が246例(早期癌194例、進行癌52例)で、デジタル装置全体で302例であった。アナログ装置では102例(早期癌84例、進行癌18例)であった。癌発見率はデジタル装置で0.22%、アナログ装置で0.20%であった。要精検率はデジタル装置で7.92%、アナログ装置で8.32%であった。陽性反応適中度はデジタル装置で2.75%、アナログ装置で2.38%であった。
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