診療
頭頸部扁平上皮癌への術後照射の経験
濱本 泰
1
,
鵜久森 徹
,
田口 千藏
,
神崎 博充
,
中島 直美
,
越智 誉司
,
羽藤 直人
,
望月 輝一
1済生会今治病院 放射線治療センター
キーワード:
Cisplatin
,
胸膜腫瘍
,
腫瘍多剤併用療法
,
歯肉腫瘍
,
腫瘍再発
,
リンパ行性転移
,
舌腫瘍
,
頭頸部腫瘍
,
肺腫瘍
,
扁平上皮癌
,
リスク
,
アジュバント放射線療法
,
治療成績
,
TS-1
,
Kaplan-Meier法
,
アジュバント放射線化学療法
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Cisplatin
,
Gingival Neoplasms
,
Head and Neck Neoplasms
,
Lung Neoplasms
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Pleural Neoplasms
,
Risk
,
Tongue Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Radiotherapy, Adjuvant
,
Kaplan-Meier Estimate
,
Chemoradiotherapy, Adjuvant
pp.353-358
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2016187234
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頭頸部扁平上皮癌に対する術後照射について検討した。術後照射を施行した頭頸部扁平上皮癌20例を対象とした。1及び2年生存率は73%、67%、1年及び2年無再発生存率は47%、38%、1年及び2年照射野内無再発率は79%、63%、1年及び2年照射野隣接部無再発率は90%、72%、1年及び2年遠隔無再発率は64%、56%であった。11例が術後照射終了後に再発し、7例が肺・胸膜再発であった。照射野内への再発は4例、照射野隣接部への再発3例であった。リンパ節転移様式を有した12例と有しなかった8例において、1年生存率は66%、86%、1年無再発生存率は18%、75%、1年照射野内無再発率は67%、86%、1年照射野隣接部無再発率は75%、100%、1年遠隔無再発率は40%、88%であった。手術から術後照射開始までの期間が37日よりも短期および長期の症例において、年生存率は90%、54%、1年無再発生存率は80%、0%、1年照射野内無再発率は100%、44%、1年遠隔無再発率は80%、32%であった。同時化学療法を施行した4例中2例に再発を認めた。
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