症例
Pseudocyst of the Scalpの2例
岩間 英明
1
,
高橋 愛
,
相場 節也
1仙台市立病院 皮膚科
キーワード:
Triamcinolone Acetonide
,
頭皮疾患
,
病巣内投与
,
皮膚外科
,
偽嚢胞
Keyword:
Scalp Dermatoses
,
Triamcinolone Acetonide
,
Injections, Intralesional
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.2009-2011
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017129395
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症例1は51歳男性で、1ヵ月前より頭頂部に脱毛を伴う皮下腫瘤が出現し、徐々に拡大傾向を示したため精査加療目的で紹介となった。臨床像よりpseudocyst of the scalpと診断され、病理組織学的に偽嚢腫を確認した。術後半年現在、再発はなく、発毛を認めている。症例2は46歳男性で、2ヵ月前より頭頂部に脱毛を伴う皮下腫瘤を認め、徐々に増大傾向を示したため精査加療目的で紹介となった。臨床像よりpseudocyst of the scalpと診断され、腫瘍の内容物を穿刺吸引後、トリアムシノロンアセトニドを局注した。その結果、2ヵ月後には皮下腫瘤は平坦化し、発毛も認めている。
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