特集 悪性上皮系腫瘍
Double Extramammary Paget's Diseaseの1例
水野 真希
1
,
帆足 俊彦
,
保利 朝子
,
白川 典子
,
亦野 蓉子
,
船坂 陽子
,
佐伯 秀久
1日本医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Paget病-乳房外
,
腋窩
,
外科的皮膚弁
,
鼠径部
,
皮膚腫瘍
,
腫瘍-第二原発
Keyword:
Axilla
,
Groin
,
Paget Disease, Extramammary
,
Surgical Flaps
,
Skin Neoplasms
,
Neoplasms, Second Primary
pp.1385-1388
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016373711
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
80歳男。1年前より左腋窩に紅色局面が出現し、ステロイド外用を継続するも改善しなかった。17年前に左鼠径部乳房外Paget病の診断で切除と植皮を受けており、紹介受診時には左腋窩に不整形地図状の淡紅褐色局面(30×25mm大)を認め、mapping biopsyでは基底層を中心に大型のPaget細胞がみられ、下層では胞巣を形成し、上層では散在性に増生していた。左腋窩乳房外Paget病と診断して切除術と皮弁形成術を行い、術後147日時点で左腋窩に拘縮はみられず、上肢の挙上は良好であった。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.