特集 膠原病
タクロリムス外用が奏効したBlaschko線に沿った線状の形態を呈したLupus Erythematosusの小児例
東福 有佳里
1
,
延山 嘉眞
,
中川 秀己
1東京慈恵会医科大学 皮膚科学講座
キーワード:
IgM
,
紅斑
,
エリテマトーデス-全身性
,
鑑別診断
,
経皮投与
,
皮膚疾患-顔面
,
Tacrolimus
,
直接蛍光抗体法
,
苔癬-線状
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Diagnosis, Differential
,
Facial Dermatoses
,
Erythema
,
Immunoglobulin M
,
Lupus Erythematosus, Systemic
,
Tacrolimus
,
Fluorescent Antibody Technique, Direct
pp.213-218
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016168066
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2歳男児。1年前より眉間から鼻梁にかけて線状の紅斑が出現し、近医にてセフロキサジン内服とナジフロキサシン外用による治療を受けるも改善せず、当科を受診した。初診時の臨床像・臨床検査・病理組織像から、線状の形態を呈したlupus erythematosusと診断された。診断後はタクロリムス軟膏の外用を開始したところ、21ヵ月後に皮疹は軽快したため、外用を中止した。中止6ヵ月後の現在、皮疹の再燃は認めない。
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