症例
環状紅斑を呈したびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1例
龍神 操
1
,
伊東 可寛
,
白樫 祐介
,
五味 博子
,
津田 健司
,
糸川 達男
,
小松 恒彦
,
山崎 一人
,
石田 康生
,
早川 和人
1帝京大学ちば総合医療センター 皮膚科
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
腫瘍再発
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
リンパ腫-びまん性大細胞型B細胞性
,
再治療
,
Rituximab
,
CHOP Protocol
,
紅斑-環状
,
ESAP Protocol
Keyword:
Rituximab
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Immunohistochemistry
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Skin Neoplasms
,
Lymphoma, Large B-Cell, Diffuse
,
Retreatment
,
VAP-cyclo Protocol
,
ESAP Protocol
pp.107-111
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016149801
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
74歳女。2週間前より右大腿内側に皮疹が出現し、精査加療目的で近医より当科紹介となった。初診時、右大腿内側に5cm大の環状紅斑を認め、病理組織像・CT・ガリウムシンチグラフィー所見より、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断された。R-CHOP療法を開始したところ皮疹は徐々に軽快し、5コース終了後には完全消退した。皮疹消退7ヵ月後に左前胸部へ再発を認めたが、R-ESHAP療法3コース実施後に消退が得られた。その後5ヵ月経過した現在、再発はみられない。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.