リンパ腫診療の基本-最良の治療を選ぶための基礎知識
《特殊な病型に対する治療》血管内大細胞型B細胞リンパ腫
西田 有毅
1
,
末永 孝生
1亀田総合病院 血液腫瘍内科
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
生検
,
皮膚腫瘍
,
リンパ腫-びまん性大細胞型B細胞性
,
Rituximab
,
CHOP Protocol
,
リンパ腫-血管内
Keyword:
Rituximab
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Biopsy
,
Skin Neoplasms
,
Lymphoma, Large B-Cell, Diffuse
,
VAP-cyclo Protocol
pp.245-248
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012299748
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・血管内大細胞型B細胞リンパ腫(IVLBCL)は、B細胞リンパ腫細胞が全身の細小血管内で増殖するまれな悪性リンパ腫である。・多彩な症状を呈し、ときに診断困難な場合がみられるが、近年その病態が次第に明らかになり、疾患概念が普及しつつある。・しかしながら標準治療は確立されておらず、いまだに不明な点も残されている。・本邦におけるIVLBCLは不明熱の鑑別として考えられる場合が多く、諸検査を行ったうえで早期診断にいたることが患者の予後を左右する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012