発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007346128
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71歳女。左乳房に腫瘤を認め、超音波、マンモグラフィを施行された。同時にコアニードルバイオプシーも施行され、病理組織学的検査の結果、悪性葉状腫瘍の診断で手術のため入院した。触診上、CAE領域に可動性のある境界明瞭な腫瘤を認めた。乳腺超音波では左乳房CAE領域に一部境界不明瞭な辺縁不整な低エコー領域を認めた。マンモグラフィでは境界明瞭な腫瘤を認め、評価はカテゴリー4であった。胸腹部CTでは左乳腺に内部均一で辺縁不整、造影でややエンハンスされる腫瘍性病変を認めた。手術を施行し、摘出標本、病理組織所見より悪性リンパ腫、diffuse large B cell typeと診断した。
©Nankodo Co., Ltd., 2007