症例
全層楔状切除後に単純縫縮にて再建した下眼瞼腫瘍の2例
梅澤 裕美
1
,
水嶋 淳一
,
金子 健彦
1同愛記念病院 皮膚科
キーワード:
眼瞼腫瘍
,
基底細胞腫
,
皮膚
,
皮膚腫瘍
,
縫合法
,
母斑-色素性
,
皮膚鏡検査
Keyword:
Carcinoma, Basal Cell
,
Eyelid Neoplasms
,
Nevus, Pigmented
,
Skin
,
Suture Techniques
,
Skin Neoplasms
,
Dermoscopy
pp.113-116
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016149802
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症例1は58歳男で、左下眼瞼縁の2mm大のドーム状に隆起する淡褐色結節を主訴とした。母斑細胞母斑や基底細胞癌等を疑い、結節辺縁から2mm離して下眼瞼を全層で楔状切除後、単純縫縮にて再建した。病理組織学的に母斑細胞母斑であった。症例2は87歳女で、右下眼瞼縁の3×4mm大の黒褐色結節を主訴とした。基底細胞癌を疑い、結節辺縁から1~2mm以上離して下眼瞼を楔状切除後、単純縫縮にて再建した。病理組織学的に基底細胞癌と診断された。術後2年の時点で再発はみられない。
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