特集 高齢者(75歳以上)の運動器変性疾患に対する治療
ロコモティブシンドロームの視点からみた高齢者治療 ロコモティブシンドロームと筋力・転倒リスク・骨強度の関係
永井 隆士
1
,
坂本 和歌子
,
雨宮 雷太
,
石川 紘司
,
伊藤 博
,
黒田 拓馬
,
阪本 桂造
,
稲垣 克記
1昭和大学 整形外科
キーワード:
機能的左右差
,
Serum Albumin
,
質問紙法
,
栄養状態
,
光子吸収分析
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
大腿骨頸
,
転倒・転落
,
不安
,
リスク
,
握力
,
時間因子
,
後向き研究
,
立位
,
症状評価
,
患者重症度
,
ロコモティブシンドローム
Keyword:
Accidental Falls
,
Anxiety
,
Femur Neck
,
Functional Laterality
,
Osteoporosis
,
Nutritional Status
,
Risk
,
Posture
,
Surveys and Questionnaires
,
Retrospective Studies
,
Serum Albumin
,
Time Factors
,
Absorptiometry, Photon
,
Bone Density
,
Hand Strength
,
Symptom Assessment
,
Patient Acuity
pp.134-137
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2018088661
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リハビリテーションや理学療法を目的に外来通院中の75歳以上の女性127例を対象に、ロコモ25と握力、開眼片脚起立時間、転倒リスク、骨強度、栄養状態の関係を調査した。ロコチェックではロコモ該当者は120例(94.5%)であり、ロコモ25でロコモ度2の82例中82例(100%)、ロコモ度1の28例中27例(96%)、該当なし16例中10例(62.5%)がロコチェックでロコモに該当した。ロコモ度2群と該当なし群ではアルブミン値、非利き手握力、両側の開眼片脚起立時間、腰椎および大腿骨頸部の骨密度に有意差を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2017