綜説
小児のピロリ菌除菌治療とその注意点
加藤 沢子
1
,
中山 佳子
1信州大学医学部附属病院 小児医学教室
キーワード:
ヘリコバクター感染症
,
Helicobacter pylori
,
胃炎
,
胃腫瘍
,
消化性潰瘍
,
多剤併用療法
,
タンパク喪失性腸症
,
紫斑病-特発性血小板減少性
,
貧血-鉄欠乏性
,
リンパ腫-辺縁帯B細胞性
,
除菌療法
Keyword:
Drug Therapy, Combination
,
Gastritis
,
Peptic Ulcer
,
Protein-Losing Enteropathies
,
Stomach Neoplasms
,
Purpura, Thrombocytopenic, Idiopathic
,
Helicobacter pylori
,
Helicobacter Infections
,
Anemia, Iron-Deficiency
,
Lymphoma, B-Cell, Marginal Zone
pp.161-169
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017145613
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
小児のピロリ菌除菌治療は、2005年に発表された「小児期ヘリコバクター・ピロリ感染症の診断、治療、および管理指針」に基づいて行われてきた。指針の公表から10年が経過したことから、小児期のピロリ菌除菌治療の注意点について、下記に分けて概説した。1)感染診断、2)除菌治療の適応疾患、3)除菌治療の対象年齢、4)除菌レジメン、5)除菌治療時の注意点、6)抗菌薬感受性検査とその結果に基づく除菌治療、7)副作用、8)除菌判定、9)除菌後の注意点、10)胃癌予防のための若年者ピロリ菌検診、として述べた。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.