臨床報告
Avanti OCTによる網膜血管腫状増殖のOCT angiography所見
三村 健介
1
,
松本 英孝
,
佐藤 拓
,
渡辺 五郎
,
森本 雅裕
,
岸 章治
1群馬大学 脳神経病態制御学講座眼科学教室
キーワード:
Indocyanine Green
,
網膜色素上皮
,
眼底
,
血管造影
,
蛍光眼底撮影法
,
網膜剥離
,
網膜血管新生
,
Fluorescein
,
光干渉断層撮影
,
眼底撮影
Keyword:
Fundus Oculi
,
Angiography
,
Fluorescein Angiography
,
Indocyanine Green
,
Retinal Detachment
,
Retinal Neovascularization
,
Fluorescein
,
Tomography, Optical Coherence
,
Retinal Pigment Epithelium
pp.593-599
発行日 2016年5月5日
Published Date 2016/5/5
DOI https://doi.org/10.18888/J00293.2016286245
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網膜血管腫状増殖(RAP)は、網膜内新生血管(IRN)を起源とし、新生血管の進展に伴い網膜色素上皮剥離を形成する加齢黄斑変性の一型として2001年にYannuzziらによって報告された疾患概念である。一方Avanti OCTは、スペクトラルドメイン光干渉断層計にsplit-spectrum amplitude decorrelation angiographyアルゴリズムを搭載しており、網膜の形態と眼内微小血管の血流を同時に観察することが可能である。今回著者等はRAPの89歳男性例にAvanti OCTを施行し、IRNや新生血管の進展像を明瞭に観察することができたので報告した。
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