特集 外来でできる運動器疾患に対する最先端保存療法
腰椎椎間板ヘルニアに対するコンドリアーゼ注入療法
神谷 光広
1
1春日井整形あさひ病院
キーワード:
腰椎椎間板ヘルニア(lumbar disc herniation)
,
椎間板内治療(intradiscal therapy)
,
コンドリアーゼ(condoliase)
Keyword:
腰椎椎間板ヘルニア(lumbar disc herniation)
,
椎間板内治療(intradiscal therapy)
,
コンドリアーゼ(condoliase)
pp.91-96
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001942
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・コンドリアーゼは椎間板髄核中のグリコサアミノグリカンを基質特異的に分解して髄核の保水能を低下させ,椎間板内圧を低下させて神経圧迫が軽減することで症状が改善する。
・腰椎椎間板ヘルニアの保存加療と外科的治療の中間的な治療であるコンドリアーゼ注入療法は有効率70~80%,手術移行率約10%と有用な新規治療である。
・20歳以下は成長軟骨障害の可能性があるため,適応には慎重な検討が必要である。
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