特集 外来でできる運動器疾患に対する最先端保存療法
腱障害に対するTenex®を用いた経皮的超音波腱切離術の適応基準の検討
久保 貴敬
1
,
池津 真大
2
1AR-Ex尾山台整形外科東京関節鏡センター整形外科
2アレックスメディカルリサーチセンター
キーワード:
Tenex®
,
超音波ガイド下吸引術(ultrasound-guided aspiration)
,
超音波吸引治療(ultrasound aspiration therapy)
Keyword:
Tenex®
,
超音波ガイド下吸引術(ultrasound-guided aspiration)
,
超音波吸引治療(ultrasound aspiration therapy)
pp.81-90
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001941
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
・Tenex®を用いた経皮的超音波腱切離術は,腱障害の疼痛と機能を改善させる有効な治療法である。
・過去の報告と自験例から,経皮的超音波腱切離術は,保存療法に抵抗したこと,MRIや超音波画像で腱の異常を認めることを適応基準として推奨する。
・複数回のステロイド注射歴や両側腱障害に対する両側同時の経皮的超音波腱切離術は,術後成績不良と関連している可能性がある。
・腱断裂や腱障害に類似した疾患の合併は適応外であると考えられる。
Copyright © 2024, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.