特集 外来でできる運動器疾患に対する最先端保存療法
動脈注射治療と運動器カテーテル治療
奥野 祐次
1
,
久保 貴俊
2
1医療法人社団祐優会Okuno Clinic.
2東京大学医学部附属病院
キーワード:
腱付着部炎(tendinopathy)
,
異常血管(abnormal neovessels)
,
動脈注射治療(ultrasound guided embolization)
,
運動器カテーテル治療(transcatheter arterial embolization)
Keyword:
腱付着部炎(tendinopathy)
,
異常血管(abnormal neovessels)
,
動脈注射治療(ultrasound guided embolization)
,
運動器カテーテル治療(transcatheter arterial embolization)
pp.97-104
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001943
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
・動脈注射(動注)治療はエコーガイド下にきわめて短い時間で行える簡便で新しいインターベンション治療であり,その安全性と有効性が確立されつつある。
・運動器カテーテル治療は,血管撮影装置を用いて超選択的にカテーテルを患部へ進めて,異常血管を減少させることを目的としており,アメリカやドイツで保険収載されている。
・動注治療および運動器カテーテル治療は,炎症や瘢痕組織に生じた異常な新生血管を標的としており,一時的に血管内にとどまる塞栓物質を投与して異常血管を消失させることで炎症や痛みを改善させることができる。
Copyright © 2024, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.