術前のModic changeの有無と術後の変化に着目した腰椎椎間板ヘルニア術後成績の検討

本研究では，腰椎椎間板ヘルニア（LDH）手術患者において，術前のModic change（MC）の有無および術後のMCの変化が術後成績に及ぼす影響を検討した。51例を対象に術前および術後2年間のMRI所見を分析し，LL（腰椎前弯角），ODI（Oswestry disability index），VAS（visual analog scale）を評価したところ，術前のMCの有無および術後の変化の有無による手術成績に統計学的有意差は認められなかった。MCの有無のみを基に手術適応を判断する必要性が低いことが示唆された。