特集 外来でできる運動器疾患に対する最先端保存療法
野球選手の肘尺側側副靱帯損傷に対する多血小板血漿療法の効果
山田 慎
1
1亀田メディカルセンタースポーツ医学科
キーワード:
野球選手(baseball player)
,
肘内側尺側側副靱帯損傷(ulnar collateral ligament injury)
,
多血小板血漿療法(platelet-rich plasma therapy;PRP療法)
Keyword:
野球選手(baseball player)
,
肘内側尺側側副靱帯損傷(ulnar collateral ligament injury)
,
多血小板血漿療法(platelet-rich plasma therapy;PRP療法)
pp.37-44
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001936
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・肘尺側側副靱帯(ulnar collateral ligament;UCL)再建術は標準治療であるが,復帰まで1.5~2年を要し,選手のキャリアに大きな影響を与える。
・PRP療法は血小板の高濃度注入で組織修復・抗炎症効果があり,治療期間の短縮が期待される治療である。
・多血小板血漿(platelet-rich plasma;PRP)療法は,UCL損傷治療において短期間での高い復帰率を示している。
・無効例も存在し,適応・方法・効果については不特定要素も多いが,少しずつ明らかになってきている。
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