特集 リバース型人工肩関節置換術(RSA)の最前線
上腕近位部の骨・軟部腫瘍に対するRSAの適応,実際,そして未来
西田 佳弘
1
1名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション科
キーワード:
骨・軟部腫瘍(bone and soft tissue tumor)
,
リバース型人工肩関節全置換術(reverse total shoulder arthroplasty;RSA)
,
適応(indication)
Keyword:
骨・軟部腫瘍(bone and soft tissue tumor)
,
リバース型人工肩関節全置換術(reverse total shoulder arthroplasty;RSA)
,
適応(indication)
pp.757-765
発行日 2024年7月19日
Published Date 2024/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001832
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
上腕近位に発生した骨・軟部腫瘍に対して上腕骨近位の切除を要する場合の術後機能低下は,長らく問題となっていた。この領域において術後機能の改善が期待できる再建法の選択肢として,リバース型人工肩関節全置換術(reverse total shoulder arthroplasty;RSA)が登場した。骨・軟部腫瘍は良性-中間型-悪性,原発・転移,浸潤度で切除範囲が異なり,生存率も異なる。患者は小児から高齢者まで幅広い。これらの因子を考慮して,慎重にRSAの適応を決め,適切に使用すれば術後肩関節機能の改善が期待される。
Copyright © 2024, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.