特集 腰椎分離症-最近の診断・治療の進歩-
腰椎分離症(初期)の診断と治療
家里 典幸
1
,
寺本 篤史
1
1札幌医科大学整形外科学
キーワード:
腰椎分離症(lumbar spondylolysis)
,
初期(early-stage)
,
アスレティックリハビリテーション(athletic rehabilitation)
Keyword:
腰椎分離症(lumbar spondylolysis)
,
初期(early-stage)
,
アスレティックリハビリテーション(athletic rehabilitation)
pp.506-512
発行日 2024年5月19日
Published Date 2024/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001784
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腰椎分離症(初期)は理学所見に特異的な所見はなく,一般診療で行われている症状の問診,診察,X線像のみでは診断できない。診断にはMRIが必須である。保存治療により90%以上で骨癒合が得られるが,運動中止やコルセット装着のみでは再発を防げず不十分である。腰部に繰り返し負荷がかかる要因を同定し,身体的要因を修正することが最重要であり,アスレティックリハビリテーションが必須である。
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