特集 腰椎分離症-最近の診断・治療の進歩-
成長期腰椎分離症の特徴
寺門 淳
1
1北千葉整形外科
キーワード:
腰椎分離症(lumbar spondylolysis)
,
疲労骨折(stress fracture)
,
腰痛(low back pain)
Keyword:
腰椎分離症(lumbar spondylolysis)
,
疲労骨折(stress fracture)
,
腰痛(low back pain)
pp.499-505
発行日 2024年5月19日
Published Date 2024/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001783
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成長期の腰椎分離症の特徴を小学生と中高生に分けてまとめた。整形外科の外来を受診する成長期の腰痛患者のうち約4~6割が腰椎分離症を有している。腰椎後屈時に腰痛が増強することが多く,男性に多い。小学生では男女差が少なく,両側性が多く,分離が進行してから発見されることが多く,潜在性二分脊椎を合併していることが多い。小学生の腰椎分離症は骨癒合阻害因子を複数もつことが多く,慎重に治療を進める必要がある。
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