特集 側弯症の治療アップデート
思春期特発性側弯症の疫学・自然経過
渡辺 航太
1
1慶應義塾大学整形外科
キーワード:
思春期特発性側弯症(adolescent idiopathic scoliosis;AIS)
,
発生率(prevalence)
,
長期予後(prognosis)
Keyword:
思春期特発性側弯症(adolescent idiopathic scoliosis;AIS)
,
発生率(prevalence)
,
長期予後(prognosis)
pp.374-378
発行日 2023年4月19日
Published Date 2023/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001341
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思春期特発性側弯症(adolescent idiopathic scoliosis;AIS)の発生率は,わが国では13~14歳で2~3%と報告され,世界でも同等と考えられてきた。しかし最近では,地域によって相違がある可能性が指摘され始めている。自然経過は比較的良好と考えられているが,胸椎カーブの重症例は肺機能への負の影響があり,腰椎カーブの進行例は腰痛などで活動性を低下させる可能性がある。
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