特集 疲労骨折の病態と治療
Ⅱ 各論
下肢
下腿骨疲労骨折・シンスプリント(内側脛骨ストレス症候群)の病態と治療
塚原 隆司
1
,
井戸 田仁
2
,
濱田 敏彰
3
1朝日大学健康管理センター・朝日大学病院整形外科
2びわじま整形外科
3浜田整形外科・内科クリニック
キーワード:
ヒラメ筋(soleus muscle)
,
後脛骨筋(posterior tibial muscle)
,
足アーチ高低下(navicular drop)
,
ビタミンD(vitamin D)
,
オーバーユース(over use)
Keyword:
ヒラメ筋(soleus muscle)
,
後脛骨筋(posterior tibial muscle)
,
足アーチ高低下(navicular drop)
,
ビタミンD(vitamin D)
,
オーバーユース(over use)
pp.108-120
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001172
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・下腿に痛みを生じるスポーツ障害として,シンスプリント(内側脛骨ストレス症候群),脛骨疲労骨折,腓骨疲労骨折,慢性下腿コンパートメント症候群,末梢神経絞扼障害,膝窩動脈絞扼症候群などが挙げられる。
・シンスプリントは,オーバーユースによる障害で,特に脛骨内側後方に骨膜炎を伴う障害である。ランニングやジャンプなどの衝撃が繰り返し加わることにより発症する。
・脛骨・腓骨疲労骨折は比較的予後が良好で保存治療で治癒可能であるが,脛骨跳躍型疲労骨折・内果疲労骨折における難治症例では観血的治療の適応がある。
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