特集 ステップアップのための骨軟部画像診断-Q&Aアプローチ-
(第3章)下肢の外傷・障害 脛骨のシンスプリント、MTSS、疲労骨折の違いを教えてください
土肥 美智子
1
1国立スポーツ科学センターメディカルセンター
キーワード:
X線診断
,
脛骨
,
脛骨骨折
,
骨髄
,
骨折-疲労
,
MRI
,
鑑別診断
,
スポーツ障害
,
疼痛
,
運動選手
,
シンスプリント
Keyword:
Bone Marrow
,
Athletic Injuries
,
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Pain
,
Radiography
,
Tibia
,
Tibial Fractures
,
Fractures, Stress
,
Athletes
,
Medial Tibial Stress Syndrome
pp.s82-s86
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398855
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1. シンスプリントは運動誘発性の下腿痛(脛骨前面の疼痛)を指し,あくまでも疼痛という症状を示すものであり,疾患名ではない.
2. MTSS とは,“運動により誘発される脛骨の後内側縁に沿った疼痛の症状を有するアスリートにおいて認められる複雑な症候群”である.
3. 疲労骨折は正常な骨に,同一部位に繰り返し加わる軽微な外力によって骨組織の連続性が破綻した骨の損傷である.つまり使い過ぎによる骨折のことで,疾患名である.
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