特集 脊髄損傷の治療アップデート
脊髄損傷に対する治療戦略(2):非骨傷性頚髄損傷を再考する-非骨傷性頚髄損傷とは単一の疾患概念か-
小松 幹
1
,
須田 浩太
1
,
太田 昌博
1
1北海道せき損センター
キーワード:
非骨傷性頚髄損傷(non-bone traumatic cervical spinal cord injury)
,
手術適応(surgical indication)
,
後縦靱帯骨化症(ossification of posterior longitudinal ligament;OPLL)
Keyword:
非骨傷性頚髄損傷(non-bone traumatic cervical spinal cord injury)
,
手術適応(surgical indication)
,
後縦靱帯骨化症(ossification of posterior longitudinal ligament;OPLL)
pp.267-273
発行日 2022年3月19日
Published Date 2022/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000918
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非骨傷性頚髄損傷は神経予後にばらつきが多く,いまだ治療の標準化がなされていない。この原因の1つとして非骨傷性頚髄損傷が実は単一の疾患概念ではなく,さまざまな外傷パターンの集合であるにもかかわらず,一緒くたにして扱われている現状がある。この外傷の病態をより詳細に把握すべく非骨傷性頚髄損傷をさらに細分化し,分類に応じた治療アルゴリズムを提唱する。
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