特集 外傷性肩関節前方不安定症の治療戦略
若年者の外傷性肩関節前方不安定症に対する外旋位固定の治療
北村 歳男
1
1熊本整形外科病院整形外科
キーワード:
外旋固定(immobilization in external rotation)
,
初回肩前方脱臼後の再発(recurrence of shoulder dislocation)
,
若年層の患者(young patient)
Keyword:
外旋固定(immobilization in external rotation)
,
初回肩前方脱臼後の再発(recurrence of shoulder dislocation)
,
若年層の患者(young patient)
pp.1028-1035
発行日 2020年10月19日
Published Date 2020/10/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000392
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外傷性肩関節脱臼の中でも10歳台の頻度は高く,さらに反復性肩関節脱臼への移行が若年層ほど高率であることは周知されている。そのため,若年者の外傷性脱臼の反復性脱臼を減らす臨床的意義は大きい。しかし,成績には年齢や脱臼による血腫量などの複数の因子が絡むため、その成績を安定させる工夫が必要である。本稿ではMRIの撮像を工夫し、血腫の対処を行い、外旋位と外転位を組み合わせた治療法について述べる。
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