強直性脊椎炎の診断と治療

強直性脊椎炎の診断は除外・鑑別診断を十分に行う必要がある。特にびまん性特発性骨増殖症（diffuseidiopathic skeletal hyperostosis；DISH），心因性腰痛・線維筋痛症，掌蹠膿疱症性骨関節炎［SAPHO（synovitis acne pustulosis hyperostosis osteitis）症候群］と鑑別する。エキスパートに聞くことも重要である。分類基準のチェックリストを使って診断すると誤診につながることが多い。さまざまな病状・病勢を示すため，疾患活動性を判定したうえで，生物学的製剤治療は適用基準を遵守して開始する。