特集 脂質代謝異常と循環器疾患
診る オメガ3系多価不飽和脂肪酸およびその代謝産物の抗動脈硬化作用
篠原 正和
1
,
平田 健一
1神戸大学 大学院医学研究科地域社会医学・健康科学講座疫学分野
キーワード:
Eicosapentaenoic Acid
,
冠動脈疾患
,
疾患モデル(動物)
,
オメガ3脂肪酸
,
動脈硬化症
,
HMG-CoA Reductase Inhibitors
,
二次予防
,
動脈硬化プラーク
,
脂質メディエーター
,
代謝産物
,
Resolvin D1
Keyword:
Arteriosclerosis
,
Disease Models, Animal
,
Coronary Disease
,
Eicosapentaenoic Acid
,
Fatty Acids, Omega-3
,
Hydroxymethylglutaryl-CoA Reductase Inhibitors
,
Secondary Prevention
,
Plaque, Atherosclerotic
,
Resolvin D1
pp.633-638
発行日 2018年7月9日
Published Date 2018/7/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018310381
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<Point>1 観察研究において、オメガ3系多価不飽和脂肪酸摂取量が多い集団において、動脈硬化疾患が少ない。2 わが国で実施されたオメガ3系多価不飽和脂肪酸を用いた介入試験では抗動脈硬化作用が証明され、不安定プラークの安定化も確認されるが、海外での研究では抗動脈硬化作用に関して明瞭な結果が得られていない。3 オメガ3系多価不飽和脂肪酸から炎症収束性脂質メディエーターが産生され、炎症収束プロセスを制御している。
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